1: 大口小火◆lol.XSQqdw 2014/05/05(月)21:30:37 ID:gRaYK98ML
シャッターを壊して商店やスーパーマーケットに押し入り、陳列棚に並んだ商品を次々とかっぱらう。
屋内に置かれたATM(現金自動預払機)を破壊し、根こそぎ現金を奪う…。
6月にワールドカップ(W杯)が開かれるブラジルの開催都市のひとつ、北東部のサルバドルはまるで、アニメーションの「北斗の拳」に描かれたような「無法の街」と化した。
■凶悪犯罪頻発、40人死亡
原因は4月15日から2日間にわたって行われた地元警察官の賃上げストライキ。
街の治安を守るべき警察官が職務を放棄して一斉にいなくなったことで、略奪行為が横行し、殺人事件などの凶悪犯罪も頻発。地元メディアは混乱の中で少なくとも約40人が死亡したと報じた。
ロイター通信(電子版)などによると、サルバドルはブラジル第3の都市で人口350万人。
港湾都市として観光客にも人気があるが、もともと、犯罪率が高いことで知られていた。
事態を重くみたブラジル政府のルセフ大統領は「市民を危険にさらすことはできない」として軍隊の出動を指示。
地元警察の上部組織にあたる連邦警察からも部隊を派遣し、約5千人でサルバドルの治安を回復したという。