リオで8月4日、ロシアの副領事を名乗る男性が強盗に襲われ、拳銃を奪い返して逆に射殺する騒動が起きました。
この事件について地元メディアが「撃退したのはロシアの副領事」として報じたことから、日本でも同様に報じられていましたが、その後男性が持っていた身分証明書は偽物だったことがわかりました。
発表によると8月4日朝(日本時間・8月4日夜)、ブラジルのリオデジャネイロの路上で、男性の運転する車が渋滞で停車していたところ、強盗の2人組がオートバイで近づいてきたということです。
強盗のうち1人が男性の車の窓ガラスを破壊し、銃で脅して車を強奪しようとしましたが、男性は銃を奪い返して強盗を射殺。別の1人は現場から逃走しました。
この男性は事件後、警察にロシアの副領事であることを示す身分証明書を見せるなどしましたが、まもなくその身分証明書が偽物であることがわかりました。
なぜ副領事の身分証明書を持っていたのか、および男性が逮捕されているのかどうかなど、詳しいことはわかっていません。国籍は不明ですが、ロシア人ではないとみられています。
警察は殺人事件にあたる可能性もあるとして、当時の状況や経緯について詳しく捜査を進めています。
http://breaking-news.jp/2016/08/05/026415