「ラッスンゴレライ」のリズムネタで大ブレイクしたお笑いコンビ、8.6秒バズーカー。 彼らの“反日疑惑”をめぐるネットの炎上が拡大している。

「こじつけ」と笑われていた疑惑が一転

今年（2015年）3月、二人のコンビ名やネタが原爆投下の暗喩など「日本に対する侮辱」であるとの怪情報がネット上で飛び出した。

コンビ名の「8.6」が広島に原爆が投下された「8月6日」に由来し、ネタのフレーズ「ラッスンゴレライ」はアメリカ軍が原爆を落とす際の号令の暗喩である「落寸号令雷」を意味するというものだ。
また、二人のおそろいの赤い衣装は米軍をイメージ（ヒット曲『放射能』などで知られるクラフトワークとの説もあり）し、サングラスはダグラス・マッカッサー。
決めポーズは広島の平和記念公園にある「原爆の子の像」をモチーフにしているという。

どう考えても強引なこじつけにしか思えず、当初は一笑に付されていた。

ところが、メンバーの「はまやねん」の学生時代のものとされるブログやツイッターが発掘されると状況が一変。
ツイッターには「日本オワタ。中国と韓国とロシアに一気に攻め込まれる(笑)植民地ぷぎゃあ」などという記述があり、ブログにはミニ番組『世界の車窓から』（テレビ朝日系）が面白いという話題から「日本はクソって思える番組やから幸せ」などと書き込まれていた。
また、広島の原爆ドームの前で嬉しそうにダブルピースで記念撮影している写真もブログから見つかっている。

還暦とは思えない。かつて青年誌のグラビアで見せていた笑顔は今も変わらない。
だが、笑顔の影には、つらい記憶が刻まれていた。

３１歳で米国人のビジネスマンと結婚。夫は順調に業績をあげ、１男１女にも恵まれた。
「お手伝いさんも３人いました。でも、あるとき、夫から『仕事をやめて、家にいてほしい』と言われたんです」

自分の食い扶持は自分で稼ぐ。ずっとそう考えていたから、夫の言葉が受け入れられなかった。
「夫のことはすべてが好きでした。でも自分の力で生きたかったんです」

９３年に、２児を抱えて離婚。そこに追い打ちをかけるように、バブルがはじけた。
不動産投資に失敗。８件持っていたマンションを手放したが、手元には約６億５０００万円の借金が残った。

「でも落ち込んでいる場合じゃなかったの。子供が２人いるから、何でもやった。
関西のテレビ局から送られてきたグリーン車のチケットを換金したり、スーパーの試食コーナーでお腹いっぱいにしたり…」

子供たちとの生活も犠牲にして働いた。ジュエリーデザインなどもしていたため、宝石のお見立て会に呼ばれることも多く、月２０日は地方に出張していた。そして、１０年強かかって借金を完済したのだ。

ソース

お笑いコンビの8.6秒バズーカーに反日の疑いを持つ男性が、吉本興業大阪本社に抗議電話をしたという内容の動画をYouTubeで公開している。

動画は「たかすぎしんさく」を名乗る男性が「原爆示唆と日本人侮辱疑惑の8.6秒バズーカー問題 吉本興業・大阪本店総務部へ電凸」と題し、およそ14分に渡って電話での会話を録音したであろう音声が収められている。

動画の中では、説明文に書かれた疑問「8.6→8月6日は、広島に原爆が投下された日」「バズーカー→爆発？」 「お願いしますのポーズ→広島の『原爆の子』像に酷似」などについて、吉本興業の総務部を名乗る担当者にぶつけている。

はじめに男性はコンビ名の由来について訊ねている。これに電話口の担当者がコンビの1人、はまやねんの50m走のタイムが8.6秒だったと返答すると、男性は「本人の意見をそのまま聞いておられるわけですよね？裏はとっていない」「（はまやねん）足は速かったらしいですよ」と詰め寄っている。

その後、男性が電話を録音していることを伝えると、電話口の担当者は「困る」と答えた。この返答に対して男性は 「何が困るんやゆうてんねん！！」「大概やぞ、お前んとこの企業は！ヤクザとつるむわ！」「何が困るんや！」「言うてみ！」などと興奮した様子で声を荒らげた。

さらに男性は「バカな芸人雇って。ちゃんと答えろよ！」と、そのほかの疑問点を口にし「きちっと会見開きなさいよ！許されへんで、こんなもん！」と怒りをぶつけた。

また男性は「在日朝鮮人が日本人をバカにするチョッパリポーズをやられてるんです。わざわざ」「『ちょっとまて』ってB29の爆撃機の名前ですわ」などと指摘したうえで「情況証拠が揃いすぎている」と持論を語った。

最後に男性は「会見してはるのを待ってますから」と問い詰め「会社の責任ですよ。ここまできたら」「待ってますんでね、きちっと対応して下さい」と電話を終わらせた。

動画は「この問題の『疑惑』について吉本興業と8.6秒バズーカーの釈明と説明会見を待ちたいと思います。
公共電波のテレビで、原爆投下や日本人を侮辱する芸ネタは許される事ではないです」とのコメントで締め括られている。